Scene 1. お待たせしました! 本日よりヤマ編の短期ブログスタートです。

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 皆様こんにちは! ヤマ編こと山崎和彦と申します。どうぞよろしくお願いいたします。「貴方誰ですか?」という方はお手数ですが、こちらの自己紹介をご覧いただければ幸いです。

 さて、最近になってふとしたことから「オヤジ連中の間で電動RCカーが静かなブームらしいぞ!」 という興味津々な噂話を耳にした。一度RCカーの魅力にとりつかれたら、そう簡単には忘れられない。実際にアクティブに走らせるかどうかは、環境によるがしかし、いつだってニューモデルは気になるし、ハイエンドドライバー達の驚異の走りには興奮させられるものだ。

 なので、”オヤジ連中” や ”静かなブーム” といった怪しいキーワードが盛り込まれたRCカー噂話についぞ聞き耳を立てるのは決して不自然なことではないのである。

 そんな私がタミヤのポルシェ934で、RCカー小僧としての夢を叶えたのはもう40年以上も前のこと。完成したクルマで代々木公園デビューした時の感動は絶大で、その後調子に乗ってカドニカを導入! 充電することで何回も、しかも電池より速く走るのを目の当たりにし、感動は感激に変わった。

 その後私は九州、博多で大胆にも ”オフショア” という一見何の店かわからないホビーショップをオープン。RC飛行機やグライダー、そして電動カー、エンジンカーと窓口を広げていった。おりしも巷は第一次電動カーの大ブーム! その卒業生がエンジンカーに走り、店内は中高生を中心に多くのRCカーマニアが集っていた。お店の屋上には1970年代当時としては珍しいバンク付きのオーバルコースを備え、腕に自信のあるRC小僧が全開でバンクを攻めていた……

 と、書く方は盛り上がるが読む方はさほどでもない ”昔話” はこれくらいにして、そう、本題についてである。私が雑誌RCワールドのレポート記事として久々にカー用プロポを握ったのは2016年の12月。かつて没頭した5分の1スケールの感覚のまま、久々に走らせたタミヤのMシャシーは新鮮だった。

2016年に久々に組んだM06。後輪駆動にこだわったレギュレーションがイイね!

 

 九州は福岡県にあるの素敵な老舗、K2ファクトリーの500GPという耐久レースが私の再デビューとなった。冬場の午前中、というか朝早めにスタートするこのレースは独特の雰囲気で、しかもエントラントが本当にジェントルな方ばかり。 病み上がりの私を気遣って、いつの間にかプロポにハンドウォーマーが巻かれているのを見て涙が出そうになった次第。

パドックをちょこっと離れて、戻ってきたら、プロポにハンドウォーマーが❣ おかげで数時間のレースを完走。


 その時に久々に組んだMシャシーも新鮮で、驚くばかりの純正オプションの多さに目を丸くした。レギュレーションでボディはアルファロメオのワンメイク(毎年変わる、これがまたいい!)だったが、セッティングパーツは幅広く使える。何が有効で何が不要なのかサッパリわからないが、それでいい。見た目にカッコいいパーツや足回りの重要なパーツを中心にチューンナップ! 腕を棚に上げての大人のチューンこそが業界を活性化するのだ! とばかりに、気がつけば「パーツで1台組めばよかった…」状態に。これでいいのだ。

気がついたらオプションてんこ盛り。これでいいのだ!
テクニカルコースを500周も走ると、最後はなんだかモウロウ気味。いいリハビリになりました。

 このオサレなワンメイクがくすぶっていた私のRCカー魂に小さいが確実に火をつけた。そうなると一気に走るのがヤマ編流!? とはいえ、体調と相談しながらじっとりとその火に油を注いでいった、いや、電動だから、電圧を上げていった(どっちでもいいがな)。 翌年は佐賀のスーパーサーキット、モデルマートでハチイチレースに参戦させていただき、夏には久留米の老舗、中村模型でMシャシーワンメイクにも参戦させていただいた。 結果はどれも散々たるものだったが、私は楽しかった。やっぱRCカーはいつだって最高だぜ! とほくそ笑んだのである。

中村模型のKスタジアム用に、アルピーヌを製作。ホイールベースが変わるので、現場で突貫工事?!
久留米の猛者はレベル高し! 笑顔も多し!

 と、ここまでで、今回のこの期間限定ブログのプロローグの下話(なんのこっちゃ!?)が終了。次回はいよいよ表題の説明、なぜ ”お兄ちゃん” で、なぜ ”出るとよ” なのかを説明させていただく。

 仕事柄、文字原稿を書くのは苦にならず、雑誌と違って文字数に制限がないので、「ブログって本当はもっと簡潔でないとダメなのよね~」と思いつつ、ついぞダラダラと書き込んでしまう次第。予定では10月まで綴っていく予定なので、何卒よろしくお願いいたします。


タミグラレポート 2019"期間限定”

"短期限定" Yamahenのタミヤグランプリ 2019 それはある男の一言から始まった。 「おにいちゃん、俺タミグラに出るとよ!」 なぜ ”おにいちゃん” なのか、そして ”出るとよ!” なのか……は、追って説明するとして とりあえず、ラジコンオヤジのタミグラ参戦レポートを短期集中でお届けします。