Scene 5. 楽しかったタミグラそして…


いやあとにかく楽しかった熊本グリーンランドのタミグラ九州大会。というか、こんな大規模なRCカーレースに参戦したのは本当に久しぶりなわけで、当日の受付け、車検、練習走行、ポンダーの受け渡し……と、どれも新鮮な感じがしてよかったし、なんといってもタイムスケジュールに余裕があったのが良かった。これはシングルエントリーにしたことと、タミヤの運営が素晴らしかったことの相乗効果。ゆっくり整備して、オンタイムでコースインできて、ちゃんとランチを頬張って、で、たまに他のクラスを観戦……と、丸一日RCレースにどっぷりと浸れたのであります。

期待に膨らんだトラッククラスは想像以上に大勢の人がエントリーしていて、「こりゃ予選落ちもあるな!」と覚悟を決めてスターティンググリッドへ。 ”ドライバーズ、オンザトーン” でシュルシュルと1コーナーへ。速く走ることは当然だが、まずはミスを極力減らしての完走が目標。コツコツぶつかることはあってもガツン!は無しよ~と、自分に言い聞かせながらラップを重ねたのであります。


しかしながら、ブランクとは恐ろしいもので、自分のクルマの周囲が見えない! 昔バリバリのころは例え初めてのコースでも、次のコーナーでクラッシュが起こっていればずっと手前から見えていたけど、とっくに還暦越えのオヤジにはそれが難しい。「オオっと!」や、「あらまあ!」は茶飯事なわけで、ハラハラの連続。とはいえ、なんとかコース全体の様子がわかってきたころには走行終了。コツコツとガツンが数回、横転1回! と、そりゃあもう満身創痍でありましたが、なんとか予選落ちを免れ、Cメインの決勝レースに進出することができたのであります。

決勝に向けての整備…とはいえ、セッティング箇所がほぼ無いTT01なので、バッテリーを交換して、メカチェック、ねじの増し締め……を数分で完了させた私は、何の気なしにGTツーリングクラスを参戦。これがまた面白かった。ワンメイクとはいえ、精鋭ドライバーのバトルは実にリアルで、しかもそれが常識を超えたとんでもないスピードではないところが素晴らしい。あくまでもスケール感を大事にした世界のタミヤらしい雰囲気に包まれていたのだ。

期待に胸膨らむ決勝レースはとにかくノークラッシュで、速い連中に迷惑をかけないことに集中。どちらも完璧ではなかったものの、無事に完走。順位は後ろから数えた方が早いものだったけど、充実感は優勝レベルでありました。


てなわけで、ひょんなことからRCカーレース魂が再燃焼してしまった私ではありますが、なんとか当初の目標だったタミグラの九州大会を無事に終えることができました。

でね、なんと横浜に帰ってきてからポルシェやらシロッコやらマスタングやらのボディを次々に製作! トラックはもちろん続けて楽しむとして、せっかくなのでGTツーリングクラスのクルマも走らせてみようと思う今日この頃なのであります。

↓ レースに向けて前日に九州入りした私とSさんは、中村模型にて練習。なんとドリフトコースのミューがグリーンランドの特設に近い!? ということで、御覧の様子とあいなったのであります。

タミグラレポート 2019"期間限定”

"短期限定" Yamahenのタミヤグランプリ 2019 それはある男の一言から始まった。 「おにいちゃん、俺タミグラに出るとよ!」 なぜ ”おにいちゃん” なのか、そして ”出るとよ!” なのか……は、追って説明するとして とりあえず、ラジコンオヤジのタミグラ参戦レポートを短期集中でお届けします。